アトラス山脈
アトラス山脈(アトラスさんみゃく、Arabic: جِـبَـال الْأَطْـلَـس、ベルベル語:)は、アフリカ大陸北西部のマグリブにある褶曲山脈である。サハラ砂漠と地中海・大西洋の海岸部とを分離している。モロッコ、アルジェリア、チュニジアにまたがり、延長は約2,500キロメートルである。山脈の最高峰は、モロッコ南西部にあるツブカル山(標高4,167メートル)である。 アトラス山脈には主にベルベル人が住んでいる。一部のベルベル諸語では、「山」のことをアドラ(adrar)またはアドラス(adras)と言い、地名学においてこれらの語はアトラスと同根語と考えられている。 アトラス山脈には多くの動植物が生息しており、それらのほとんどはアフリカ内でのみ見られるが、一部はヨーロッパでも見られる。これらの種の多くは絶滅の危機にあり、いくつかはすでに絶滅している。 3,000m級の高地(モロッコ)では雪が降る。スキー・リゾート地として開発されている場所も存在する。