オカヴァンゴ川(オカヴァンゴがわ、Okavango River)は、アフリカ南西部を流れる川である。南西部では4番目に長く、全長は1,600kmある。アンゴラ高原に源を発し南東へ流れ、アンゴラとナミビアの境を越えボツワナにまで達している。 カラハリ砂漠でオカヴァンゴ・デルタと呼ばれる広大な湿地帯を形成するが、海にはたどり着かない内陸河川で、砂漠の砂中にしみこみ、蒸発して消えてしまう。しかしオカヴァンゴ・デルタが形成される7月から9月はカラハリ砂漠の乾季にあたり、流域の生物にとって貴重な水源となっている。川の一部はオカヴァンゴ・デルタから南のンガミ湖に注ぐ。