シエス諸島(Galician: Illas Cíes, Spanish: Islas Cíes, English: Cíes Islands)は、スペイン・ガリシア州ポンテベドラ県ビーゴ沖合(大西洋)に浮かぶ諸島。モンテアグード島、オ・ファロ島、サン・マルティーニョ島の3島からなる。 ガリシア州には湾が奥深くまで入り組んだリアス式海岸が形成されており、それぞれの湾はリア(入江)と呼ばれる。シエス諸島は沿岸にビーゴなどがあるリア・デ・ビーゴの入口に位置している。諸島はサン・フランシスコ・デ・アフォーラ教区に含まれ、行政的にはビーゴの一部である。かつて古代ローマ人はシエス諸島を「神々の島々」と呼び、地元民は「ガリシアのカリブ海」などと呼んでいる。1980年には自然保護区域となり、2002年にはガリシア大西洋諸島国立公園の一部となった。2007年2月には、モンテアグード島のロダス・ビーチがイギリスのガーディアン紙によって「世界最高のビーチ」に選出された。