エルツ山地
エルツ山地(エルツさんち、German: Erzgebirge、Czech: Krušné hory)は、ドイツとチェコの国境線となっている山地である。ドイツ語で は「鉱石」を、チェコ語で は「鉱石の」を表わす。 青銅器時代から鉱石を産出し、1168年にフライベルク付近で銀鉱が発見されて以来、ヨーロッパ有数の銀鉱山として地域社会を発展させた。銀の他、錫、鉛、鉄、コバルト、ビスマス、ウラン、ニッケル、石灰、カオリン、石炭なども採掘され、操業は1968年まで続いた。 2019年に、『エルツ山地鉱業地域』としてUNESCO世界遺産に登録された。