サンタマリアナイトクラブ火災は、ブラジルのリオグランデ・ド・スル州サンタマリアにあるナイトクラブ「Kiss」で、2013年1月27日深夜2時~2時30分頃(現地時間)に発生した火災。239人の死者と169人の負傷者を出した。これはブラジルの火災史上、1961年に503名の死者を出したニテロイのサーカス会場火災に次ぎ、近年のナイトクラブ火災では、中国洛陽市で2000年のクリスマスに309人の死者を出した洛陽クリスマス火災に次ぐ惨事となった。屋内で演出用の花火を違法に使用した事に起因するものであり、過去にも2003年にアメリカ合衆国ロードアイランド州のナイトクラブ「Station」(死者100人、)、2004年のアルゼンチンブエノスアイレスのナイトクラブ「República Cromañón」(死者194人)で同様の事例がある。被害者が拡大した理由は、防音のために天井に貼られていたポリウレタンフォームから発生したシアン化ガスと見られている。