イスラム教徒ミンダナオ自治地域
イスラム教徒ミンダナオ自治地域(English: Autonomous Region in Muslim Mindanao, Tagalog: Nagsasariling Rehiyon sa Muslim na Mindanao)は、フィリピンのミンダナオ島西部にあったムスリム(イスラム教徒)の自治区域。旧西ミンダナオ地方(Western Mindanao, Region IX)のバシラン島と旧中部ミンダナオ地方(Central Mindanao, Region XII)の一部から1990年11月6日に設立された地方である。中心都市はコタバト市(Cotabato City)であるが、この都市自体はソクサージェン地方の一部である。人口は2015年国勢調査で約378万人。 この地方は、フィリピンの地方の中では唯一、独自の「政府」を持っていた。またキリスト教国のフィリピンの中では独特の歴史・文化を持っているが、経済的には最も貧しく、治安も安定していない。 ミンダナオ島やスールー諸島のムスリム諸民族(ミンダナオ島のマギンダナオ人やマラナオ人、スールー諸島のタウスグ人など)はモロ(モロ人)と総…