クバール・スピアン(Kbal Spean、Khmer: ក្បាលស្ពាន、)に沿って存在する。 一帯は、砂岩の地層の川床や川岸に刻まれた一連の石の彫刻により構成され、一般に「1,000本リンガの谷」または「千のリンガの川」として知られる。石の彫刻のモチーフは、主として無数のリンガ(ヒンドゥー教の神シヴァを表す男性器の象徴)、砂岩の岩床の表面を覆うように整然と配置された凹凸表現、それにリンガとヨニの意匠である。また、シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマー、ラクシュミーの神々、ラーマやハヌマーンなどインド神話をモチーフとする描写だけでなく、動物(ウシやカエル)といった多様なものがある。