マイダネク
(51°13' 22°36') マイダネク(独・波:Majdanek)、正式にはルブリン強制収容所(独:Konzentrationslager Lublin)は、ナチス・ドイツが第二次世界大戦中に設置した強制収容所の一つである。ポーランド、ルブリン郊外に位置する。マイダネクにはガス室が設置された。アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所と同じく強制収容所と絶滅収容所の役割を兼ね備えた収容所であった。その規模はアウシュヴィッツ=ビルケナウに次ぐ。 親衛隊(SS)がつけた正式な名称は「ルブリン強制収容所」であったが、周辺住民たちはこの収容所を近隣の村マイダンの名前をとって「マイダネク」と呼び習わしていた。戦後はこの名前で有名となった。 マイダネクには総計で50万人もの人々が収容され、ポーランド側の発表によるとそのうち36万人以上が死亡したという。マイダネクの死亡者で一番多いのは、ポーランド人であり、ユダヤ人とロシア人がそれに続く。ユダヤ人の死亡者数は によると5万人であったという。