パルナッソス山
パルナッソス山(現代ギリシャ語: , )は、中央ギリシャ、コリンティアコス湾の北、デルポイの上にそびえる、不毛の石灰岩でできた山。頂上からは、オリーブの木立と田園風景が展望できる。ギリシア神話によると、この山はアポローンとコリキアンのニンフたちを祭っていて、ミューズたちが住むと言う。また、ドーリア人たちにも愛されていた山だった。「パルナッソス」という名前は先=ギリシアの基層言語に由来するものと見られる(ペラスゴイ人だという説もある)。「-ssos」は(たとえばクノッソス (Knossos) のように)地名に用いられ、「Parna-」は言語的に同じルーツを持つヒッタイト語で「家」を意味するからである。