ラーバ川
ラーバ川(Hungarian: Rába)は、オーストリア南東部とハンガリー西部の川。ドナウ川の支流である。ドイツ語名はラープ川 (Raab) 。 オーストリアのブルック・アン・デア・ムーアの数キロメートル東にあるホイボーデンヘーネの丘に源を発し、オーストリアのシュタイアーマルク州およびブルゲンラント州、ハンガリーのヴァシュ県およびジェール・モション・ショプロン県を流れる。全長は298.2キロメートルで、このうちおよそ100キロメートルがオーストリア国内になる。ハンガリー北西部のジェールでドナウ川の支流にそそぐ。川沿いの主要都市として、オーストリアのグライスドルフやフェルトバッハ、ハンガリーのセントゴットハールドやケルメンドなどが挙げられる。新生代初期には現在と反対の方向に流れていたが、ドイツ一帯の地盤が隆起したことから川の流れが反転した。 ラーバ川の平野部に暮らすラーバ・スロベニア人はハンガリー・スロベニア人の一派で、ハンガリー・スロベニア人のうち最も西に分布している。そのラーバ平野はプレクムリェ地方にも含まれる。