テ・マツア・ナヘレ (Te Matua Ngahere) はニュージーランド北島のワイポウア森林保護区 にあるカウリ の巨木である。 「テ・マツア・ナヘレ」はマオリ語で「森の父」を意味する。体積と樹高は近くに立つタネ・マフタに及ばないが、幹周りはこれを凌ぐ16mの太さがある。これはおそらく南半球で最も太い樹木であろうと言われている。樹齢は定かではないが、2000年近いと推測されている。タネ・マフタと同様、この樹はかつてオークランド半島に広がっていた亜熱帯雨林の木々の残りである。テ・マツア・ナヘレ詳細なサイズは以下の通り。 幹周り16.41 m幹の高さ 10.21 m樹高 29.9 m体積208.1 m3この頑健なるフロラの象徴は、2007年7月に北島を襲った強烈な冬の嵐によって、大枝の1つが折れるという深刻な損傷を受けた。このダメージにより、樹の寿命は300年ほど縮まってしまっただろうと言われている。