ベトナム社会主義共和国(ベトナムしゃかいしゅぎきょうわこく、)、通称ベトナム(越南、えつなん、、ヴィエットナム) は、東南アジアのインドシナ半島東部に位置する社会主義共和制国家。ベトナム共産党による一党独裁体制下にある。首都はハノイ。東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国。人口約9,936万人(2021年)。通貨はドン。
インドシナ半島の東海岸をしめるベトナムの国土は南北に長く、北は中華人民共和国、西はラオス、南西はカンボジアと国境を接する。東と南は南シナ海に面し、フィリピン、ボルネオ島(マレーシア連邦やブルネイ、インドネシア)そしてマレー半島(マレーシア連邦およびタイ王国南部)と相対する。
南シナ海南部のスプラトリー諸島を「長沙諸島」(ちょうさしょとう、、クァンダオ チュオンサ)と呼称して自国領と主張し、一部を実効支配している。南シナ海中部のパラセル諸島(ベトナム名は「黄沙諸島」)に付いても領有権を主張しているが、中国の実効支配下にある。過去には、中華人民共和国や民主カンプチアとの武力衝突もある。